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セキュリティナレッジ

2026.06.15

2026年5月度 MBSD-SOCの検知傾向トピックス

著者:MBSD-SOC

SmarterMailにおける認証回避の脆弱性(CVE-2026-23760)を狙った攻撃

 今月は、SmarterMailにおける認証回避の脆弱性(CVE-2026-23760)を狙った攻撃が増加しました。本脆弱性は、1/22(木)に公開されたもので、攻撃者に悪用された場合、認証を回避して管理者権限を奪取されてしまう恐れがあります。

 本脆弱性のCVSS Version 4.0(脆弱性の深刻度)は、9.3(Critical)と評価とされており、深刻な脆弱性に位置づけられています。また、既にPoC(概念実証コード)が公開されているため、当該製品を使用されている場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。

 下図は、4月からの本脆弱性を狙った攻撃の検知数推移です。弊社SOCでは1/30(金)に攻撃を初観測しており、以降は断続的に攻撃を観測しておりましたが、4/23(木)以降に攻撃が増加しました。

図. SmarterMailにおける認証回避の脆弱性(CVE-2026-23760)を狙った攻撃の検知数推移
image.png

 以下は、弊社SOCで検知した攻撃例です。/api/v1/auth/force-reset-passwordに対して、POSTボディに「IsSysAdmin=true」を含むリクエストが送信されており、adminユーザのパスワード変更を試行した通信となっています。

図. SmarterMailにおける認証回避の脆弱性(CVE-2026-23760)を狙った攻撃例

POST /api/v1/auth/force-reset-password HTTP/1.1
Host: www.example.co.jp
User-Agent: Mozilla/5.0 (X11; Ubuntu; Linux x86_64; rv:131.0) Gecko/20100101 Firefox/131.0
Content-Length: 135
Content-Type: application/json
Accept-Encoding: gzip
X-Forwarded-Proto: https

{"IsSysAdmin":"true",
"OldPassword":"watever",
"Username":"admin",
"NewPassword":"ot80nyHELRP0",
"ConfirmPassword": "ot80nyHELRP0"}

 下表は、本脆弱性を狙った攻撃元国です。日本からの攻撃を多数観測しています。

. SmarterMailにおける認証回避の脆弱性(CVE-2026-23760)を狙った攻撃元国 上位5件
# 2026年4月 2026年5月
1 日本 84.8% 日本 75.3%
2 アメリカ 6.3% アメリカ 10.2%
3 フランス 5.7% インド 8.3%
4 アルジェリア 0.6% シンガポール 1.5%
5 ドイツ 0.6% フランス 1.1%

影響対象

  • SmarterMail Build 9511 未満

対策方法

最新のバージョンにアップデートしてください。

参考情報

マネージドサービス事業部
MBSD-SOC
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